IPAとは?
ビールにはさまざまな種類がありますが、中でも「IPA」という不思議な名前のビールがあります。
IPAは「インディア・ペール・エール」のイニシャルです。インディアンと言われインドを想像しますが、インドで造られたペールエールではありません。イギリス人がインドとの交流を通じて造られたものなんです。
17世紀の大航海時代、イギリスはインドに進出し植民地化しました。これにより、多くのイギリス人がインドに移住しました。彼らはインドでもビールを楽しみたかったのですが、当時のエールは、インドへ運ぶまでに品質が悪化してしまうことが問題でした。
そんな18世紀末、ジョージ・ホジソンという醸造家が、インドまで運べる画期的なビールを開発しました。彼は、アルコール濃度を上げ、麦芽を1.5倍使い、ホップを4倍投入することで防腐効果を高めました。それが、苦味とフルーティーな香りが特徴のIPAなのです。
その後、イギリスでもIPAが製造され、19世紀には広く飲まれるようになりました。 さらに、アメリカや日本でも製造されるようになり、世界中で人気が高まりました。特に女性に人気があります。女性は味へのチャレンジ精神が旺盛なようで、IPAの独特な味わいを楽しんでいます。
オオサカビールのIPAといえば、ちょっとにがいやつとめっちゃにがいやつ!ビールの歴史を知った上で是非1度お試しください。