「NAIST酵母」で醸造したヴァイツェンビールは、御社の市販ビール酵母で醸造したケルシュビールと比較して、

1)香気成分としては、フーゼル油臭のl-プロパノール、接着剤臭のイソアミルアルコールがそれぞれ少なく（半分程度）、一方でバナナ香の酢酸イソアミルが約2.4倍多く含有。

2)アミノ酸としては、必須アミノ酸のリジンとバリン、旨味を呈するグルタミン酸とアスパラギン酸、機能性（リラックス効果、血圧降下作用、睡眠の質向上など）を有するγ-アミノ酪酸（GABA）がそれぞれ多く含有（リジン：12.8倍、バリン：2.5倍、グルタミン酸：3.3倍、アスパラギン酸：2.4倍、GABA：4.5倍）。また、機能性（肝機能改善作用・アルコール疲労抑制効果など）を有するオルニチンも約10.0倍多く含有。

以上の結果から、アミノ酸（GABA・オルニチン）、必須アミノ酸（リジン・バリン）、旨味アミノ酸（グルタミン酸・アスパラギン酸）の含量が市販ビール酵母で醸造したビールよりも多く含まれていたことから、健康機能性に富んだビール酵母となっています。